風邪とインフルエンザ
◆気になる症状◆
簡単自己チェック

ヘビースモーカーは、かぜを引きやすく、治るのに時間がかかります。かぜで弱っている鼻咽頭をたばこでさらに刺激することは、悪化の原因になります。かぜにかかったらたばこをやめ、それを禁煙のよい機会としたいものです。また、糖尿病、肥満者、要介護高齢者も免疫力が落ちているので、かぜに弱いといえます。入浴後の薄着や深酒の後なども、ウイルスが侵入する絶好のチャンスになります。
●かぜとは?
かぜ症候群は、鼻、のど、気管支、肺などの呼吸器の粘膜に起こる炎症性の病気の総称です。この中には、普通感冒(いわゆる「かぜ」)、インフルエンザ、喉頭(こうとう)炎なども含まれます。
●症状について
かぜで一番多い症状は、のどの痛み、鼻汁、せきです。熱は、あっても37度台が多いのですが、まれに39度に及ぶこともあります。また、全身の倦怠感や頭痛を訴えることもあります。案外多いのが吐き気や下痢で、程度は軽く、1〜2回くらいです。
●ウイルスが原因
かぜはウイルスが原因で起こる感染症です。私たちのからだには、口腔や鼻咽頭にもたくさんの細菌が住みついていますが、ウイルスはほとんどいません。かぜの原因となるウイルスは、まず鼻やのどに侵入し、粘膜から細胞の中に入って増殖します。増えたウイルスは細胞を次々に破壊していきます。こうして感染が広がり、炎症が起こって、かぜの症状が現れてきます。
●感染経路
侵入経路で最も多いのは、呼吸器系への飛沫感染によって、かぜをうつされるというものです。職場や学校などの集団生活の場では感染のチャンスが多く、また、ウイルスが汚染した手から感染することも多いので、手洗いとうがいは大事な予防対策になります。
●くすりについて
かぜは、大体1週間でよくなります。かぜに効く薬はありません。薬を飲んでも飲まなくても、経過に変わりはないのです。抗生物質は効果がなく、肺炎の予防にもなりません。 欧米では、かぜで医者にかかることは滅多になく、あたたかなオレンジジュースでも飲んで休むということで終わってしまいます。薬はドラッグストアでアスピリンを買って飲むくらいです。
●治療について
日本では医者にかかると、いろいろな薬が調合されます。患者さんも「抗生物質が欲しい」「注射を打ってくれ」「会議があるから点滴をしてくれ」などと注文を出しますが、これらはあまり効果がありません。かぜ薬は、すべて発熱、せきなどに出される対症療法(病気の不快な症状を和らげる治療法)に過ぎません。しかし、発熱やせきは、ウイルスの攻撃に対する生体の重要な反応であって、これをむやみに抑えることは、必ずしも当を得ないのです。

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